2017/06/04

Daydreamって見たことありますか?日本語で白昼夢、私は見たことはないのですが、目が覚めたまま夢を見てるんじゃないかと思うような幻想的な美しさのある景色には何度か出会ったことがあって、それはだいたい厳しい自然に囲まれた場所にあります。今日紹介するコモ湖もそんな美しい場所の一つなのですが、ミラノから30分とアクセスがとても良いので、ミラノで時間を作れる方は是非見てみてください。
イタリアとスイスの国境の街、コモ
コモ(Como)はミラノから40kmほど北に行った場所で、スイスとの国境からはわずか5kmほどのところにある小さな町です。保養地、避暑地として知られ、地元イタリア人やヨーロッパの人の人気の小旅行先になっています。”冷静と情熱の間”では、Rosso編(葵編)で順正と再会する前の葵がアメリカ人の恋人の勧めで小旅行に来た場所として登場していました。夏は観光客で賑わうそうですが、私が行ったときは11月とオフシーズンだったので、街はとても静かで、地元の方と思われるご夫婦連れなどが散歩されていたりと良い雰囲気です。イタリアでも一番北のほうなので、特に暖かいエリアではないと思うのですが、この日はとても天気がよく、日中は気温が20℃もありました。
湖を眺められる広場・Piazza Cavourでランチ
到着したのが14時頃だったので、まずは遅めのランチをとることに。駐車場から湖畔をぐるっと歩いて、10分ほどでカブール広場に着きました。座ったのは、一番湖に近い場所にあるお店のテラスです。
ランチと一緒に頼んだドリンクがかわいくておいしかった!このドリンクとパスタで19EURと、イタリアの物価を考えると少し高めでしたが、クリーム系のパスタも結構おいしかったです。写真は消しちゃったみたいです。。
パステルカラーのコモのドゥオモ
カブール広場から湖に背を向けて200mくらい歩くとドゥオモの前の広場に着きます。広場の周囲にはアーケードがあって、カフェなどもあってとてもオシャレです。
コモのドゥオモはゴシック-ルネサンス様式だそうで、贅沢に使われたパステルカラーの大理石の表面がとても綺麗です。色合いで言うとフィレンツェのドゥオモによく似ています。着工は1396年、17世紀にクーポラが取り付けられて完成されたとのこと。完成までに要した時間の長さも、彫刻の繊細さを見れば納得できる気がします。
エクスカーション
コモでは湖の遊覧船に乗ったり、ケーブルで丘の上に上って、景色を見たりもできるみたいです。私は時間がなかったので今回は行けませんでしたが、絶対キレイだからまた行ってみたい!ケーブル乗り場はカブール広場から鉄道駅と反対にしばらく湖畔沿いを歩いたところにあるようです。山をよく見たらケーブルの線が見えるので、その起点に向かって歩いていきましょう。
コモの行き方、アクセス
Milano Nord Cadorna駅からComo Nord Lago駅まで、電車で約1時間(5ユーロ)、車なら高速で30分ほどです。
冷静と情熱の間が好きな人も、そうでない人も、ゆったりした時間を過ごしたい方にお勧めの場所です。
以上、miaでした!