2017/06/04

こんにちは、miaです。ドイツのワインの産地のひとつ、モーゼル川沿いの街 Cochem(コッヘム)に行ってみたら、予想以上においしいワインとめちゃくちゃかわいい街並みに出会えたのでご紹介します。
モーゼル川沿いに佇むワインの街Cochem
コッヘムはドイツとルクセンブルグの国境近くに位置する、モーゼル川沿いの小さな街です。街の人口は5000人足らず。観光業とワイン産業で成り立つ街です。コンパクトな旧市街にはいかにもドイツらしい可愛い建物が立ち並び、ワインを売るお店や観光客で賑わいます。
街のシンボルは市街を見下ろす小さなお城、ライヒスブルグ城。モーゼル川沿いの高台に建てられ、すぐ目の前の斜面までワイン畑に囲まれています。
絶品ワインバール・Schlossberg Keller
せっかくコッヘムへ来たんだから、何はなくともまずはワイン!散策を兼ねてワインバルを探している時見つけたのがこちらのお店、Schlossberg Keller。
店内のインテリアは洞窟風。奥に大きなセラーがあります。お店の方に勧められるままにチーズやハム、パテの盛り合わせ、ソーセージ、ワインを注文。味が濃いので、一緒にサーブされる黒っぽいドイツパンにのせて戴きますが、どれも絶品!くせがなく食べやすい味で、ワインがぐいぐいすすみます。
白ワインのミディアム(ドライとスイートの間)が華やかな風味があって一番おいしかったです。ドライはおいしいけどかなり辛めなので、ぐいぐいは飲めないかんじ。2杯めは赤のドライにしたのですが、これもとってもおいしかったです。ドイツワインは白の評判が圧倒的に良いので意外でした。お会計は写真のフードを5人でシェア+1人あたり2杯のワインで割り勘して17ユーロ/人くらいでした。安い!!
Schlossberg keller/Schloßstraße 15 56812 Cochem ☎ +49 2671 3060
絶景を見下ろす中世のお城・ライヒスブルグ
ほろ酔いでいい気分になったところで、 メインの観光スポットでもあるライヒスブルグ城へ。春~秋の期間、広場からお城へのシャトルバスが運行されています。バス停からお城へ続く道の左側には街と、街を取り囲むワイン畑が一望できます。グレーの屋根がならぶ街並みがかわいい!
2つめの門を抜けたところにお土産屋さんがあり、そのカウンターで城内ツアーのチケットを買うことができます。催行は春から秋まで、昼間は10分置きに行われています。
ツアー開始場所の中庭。
城壁を越えてお出迎えしてくれたねこちゃん。お城にいる猫といえば彦根城のひこにゃんですが、ドイツのひこにゃんは厚手のビロードのような毛並みで、なんだか貫禄があります。さすがお城育ち!?
城内ツアーではガイドさんの説明を受けながら城内の部屋や庭などを順番に回ります。途中で音楽を流す演出があったり、内容が工夫されていてとっても楽しいです。説明はオランダ語とドイツ語のみでしたが、わからない人にはそれぞれの国の言葉で書かれたパンフレットをくれます。なんと日本語もありました!お城というと王族や宮殿のような華やかなものをイメージしますが、ライヒスブルグはより機能的で質実剛健、といった印象。
お城からはモーゼル渓谷が見渡せました。中世にはこの地方の領主の大切な財源として、モーゼル川の通関も行っていたそうです。
Practical Information
◎コッヘムへの行き方
- 電車で行く場合: ドイツ国鉄 『Cochem(Mosel)』駅から街の広場まで徒歩10分ほどです。
- 車で行く場合:フランクフルト、デュッセルドルフから2時間くらい。街の近くに立体駐車場があります。
◎参考になるサイト
モーゼル川流域は、NYタイムズ紙の「2016年に行くべき世界の50の地域」にも選ばれています。デュッセルドルフやオランダ・ベルギーに住んでいる方や、フランクフルトで乗り継ぎのある方におすすめです。
それでは、bon voyage!